【VAI!UP 特別インタビュー】NPO法人アラジ様

NPO法人アラジ代表理事 下里夢美さん

これまで延べ8年間で1,554名の最貧困家庭の子どもたちに、公教育への復学機会を提供してきたNPO法人アラジ

VAI!UPでは、2022年8月からプロジェクトをご支援してまいりました。今回は、VAI!UPを活用するに至った経緯や、NFTクラウドファンディングの可能性などについて、NPO法人アラジ 代表理事 下里夢美さんにお話をうかがいました。

NPO法人アラジの事業概要

ー誰もが夢に向かって努力できる社会を実現したい

NPO法人アラジは、2014年に任意団体として創設し、2017年にNPO法人化し、現在2023年で6期目を迎えています。 西アフリカ シエラレオネの都市部と農村部において、児童労働によって中学校3年生までの義務教育を完了できない子どもたちに向け、現金給付のサポートと学校に対する定額給付の支援をしているという団体です。

私が高校2年生の時に、テレビのドキュメンタリー番組で、世界で一番平均寿命が短い国であるシエラレオネの戦争孤児である男の子、“アラジくん”のストーリーを知って、衝撃を受けたことで、この活動をスタートしました。活動を始めてから、これまで8年間で延べ、1500名以上の子どもたちに復学の機会を提供してきました。

VAI!UPを利用したきっかけ

ー国境を超えて相互に支援ができる、NFTを活用したクラウドファンディングに可能性を感じている

昨今では欧米を中心に、多くのNPO・NGOが暗号資産やNFTを活用した支援体制の構築に注目しています。日本で活動する方がNFTを活用したチャリティーに取り組んでいるのを見て、私たちも暗号資産等で寄付を受け取る体制を整えていこうと考えていました。そんな中、VAI!UPを運営する貞光さんと、共通の知人を通じ、VAI!UPをリリースする2022年夏のタイミングでお話をいただきました。面談をする中で、NFTを活用したクラウドファンディングに可能性を感じ、プロジェクトとして公開させていただきました。

VAI!UPでは、障がいを抱えながらアート作品を生み出している方々のNFTアートをリワードとして受け取れるというところがすごく気に入っているポイントです。

私自身、これまでシエラレオネのことだけをずっとやってきて、同じ日本に住んでいる日本の方々と協力できるようなプロジェクトっていうのをやってみたかったので、VAI!UPを通じて、アートを描いた方々への支援にも繋がるというのは魅力的だと感じました。


VAI!UPを通じて実現したいこと

ーシエラレオネで絶対的貧困や児童労働で苦しむ多くの子どもたち、一人でも多く小学校を卒業してほしい

VAI!UPでは、農村部の小学校でサポートできる子どもたちを増やしたいということで、NFTをリターン品とするクラウドファンディングを公開させていただきました。

今、シエラレオネでは約6~7割の方が絶対的貧困下で生活をしており、 その中でも特に子どもの教育格差がすごく問題になっています。義務教育レベルでも、中学校に行ける子と行けない子がいる状態で、毎年5人に1人が小学校を卒業できず、3人に1人が中学校を卒業できていない状況にあります。実際にアラジの支援によって親元で暮らし、留年せずにきちんと学校を卒業できている子もいます。家族と一緒に暮らしながら学校教育を受け続けられる子どもを1人でも増やすためのロールモデルとなるよう、事業を展開していきたいと考えています。

また、現在は現金給付やシエラレオネで普及しつつある電子マネーでの支援を検討していますが、今後は新しい資金調達方法を活用していきたいとも考えています。


支援者の皆様へのメッセージ

ーいろんな人が支えてくれるって思うと、どんなことも乗り越えられる

活動を進めていく中で、すべてが計画通りに事が進むことはありません。そんなとき、支援者の方々が新しい仲間になってくださったり、SNSを通じた応援メッセージや、毎月の寄付などを通じて応援してくださることがすごくモチベーションになっています。

実はアニメも好きなので、今後はNFTを活用したアニメとのコラボレーションにも挑戦してみたいなと考えています。アニメは日本が世界に誇るアセットだと思います。ぜひご賛同いただける企業さんや個人の方々とご一緒したいです(笑)


遠い異国で辛い思いをしている少年のテレビ番組を観たことがきっかけで、シエラレオネの子どもたちやその家族のための支援事業を続けている下里さん。まっすぐな思いと圧倒的な行動力で、多くの子どもたちの未来を切り拓いていく姿がとても頼もしく見えました。

VAI!UPでは、アラジさんの活動へのご支援を募集しております。
下記URLからプロジェクト詳細についてご覧いただけますので、是非ご一読ください。
『シエラレオネの学びたい子ども達が小学校を卒業できる環境をNFTクラファンで実現しよう!』

※文中の記述は2023年1月インタビュー当時の内容です。

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