「地球を喜ばせて、世界を喜ばせる」をミッションに、使い捨てカイロを使って汚染された場所の浄化に取り組むGoGreenGroup。
VAI!UPでは、2022年12月からプロジェクトを支援しています。今回は、VAI!UPを活用するに至った経緯や、NFTクラウドファンディングに対する可能性等について、GoGreenGroup株式会社 代表取締役 山下崇さんにお話をうかがいました。
GoGreenGroupの事業概要
ー使い捨てカイロをアップサイクルし、水を浄化するキューブを開発
以前コンビニのオーナーをしていたとき、毎日大量の食べ物が廃棄されていくことに罪悪感がありました。そんな時、自分は何が好きかを突き詰めて考えたとき、その答えは「地球」だったんです。色々と調べているうちに、カイロを使った水質改善に取り組む東京海洋大学の佐々木剛教授の研究と出会い、「カイロを使った水質改善」を世界に広めたいと強く思うようになり、事業を開始しました。現在は水質浄化と植物育成のためのミネラル補給という2軸で、事業を展開しています。
使い捨てカイロを捨てずに回収する仕組みを作り、回収したカイロの中身を加工し、水質浄化するためのキューブ『GoGreenCube』を作って、社会実装に取り組んでいます。
VAI!UPを利用したきっかけ
ー新しい技術を活用したい!障がい者アートをリターン品とすることで、カイロ事業の中だけでなく障がい者支援をできる部分にも惹かれて
知人がVAI!UPを運営する貞光さんを紹介をしてくれたことがきっかけです。
これまでクラウドファンディングは何度か利用したことがありましたが、VAI!UPでは「NFT」を活用している点が新しいなと感じました。NFTやメタバースには可能性を感じているので、VAI!UPを通じてどんどん技術を活用してみたいなと思います。
VAI!UPへの掲載を考えていらっしゃる団体の皆さんも、NFTという新しい仕組みを使って、社会に何か訴えていきたいという気持ちのある方々はどんどん活用してほしいなと思います。
また、VAI!UPは障がいをもつ方々が描いたNFTアートがリターン品となっており、アーティストの方々の支援にも繋がるという点に共感し、プロジェクトをスタートさせていただきました。
実は我々も回収したカイロの分解作業などは、障がい者支援団体に協力を依頼しています。VAI!UPとGoGreenCubeの普及を通じて、障がいをもつ方々の雇用促進に繋げていきたいです。
VAI!UPを通じて実現したいこと
ー最終的には地球上に出回っているカイロを全部リサイクルできるような仕組みづくりをして、『使い捨て』の概念を無くしたい
事業を進める上で、カイロを回収する仕組み作りがとても重要です。たくさんの方々に支えられてここまでやってきました。ただ、やはり回収の仕組みや保管には資金がかかります。
VAI!UPでご支援いただいた資金は、学校と共同した水質改善のプロジェクト活動費用や、回収したカイロの保管費用に役立てたいと考えています。
今後、海外展開も考えています。使い捨てカイロは日本では「あたりまえ」ですが、欧米ではまだまだ普及しておらず、日本からのお土産として購入して帰る外国人の方もいます。将来的に、リサイクルできる仕組みを海外にも展開し、使い捨てしないカイロを広めていきたいです。
支援者の皆様へのメッセージ
ー地球環境改善はみんなの課題、みんなで協力しあって地球を喜ばせたい!
ご支援いただいている皆さん、本当にありがとうございます。地球環境改善は全員の課題だと思うので、みんなで協力しあって、少しでもいい環境を地球のために、みんなのために活動していけたらなと思っていますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします!
ご自身の体験を通じ、「地球が好き」という思いで事業を始められた山下さん。インタビューでは「(自分がすべきことの)ゴールが見えているので、大変なことが起きてもそれは過程の一部だと思っているから“苦労”だと思ったことはない」とおっしゃっていたのが印象的でした。地球に住む生き物全体の課題解決に向け、自分たちも出来ることから始めてみる重要性に気づかされます。
VAI!UPでは、GoGreenGroupさんの活動へのご支援を募集しております。
下記URLからプロジェクト詳細についてご覧いただけますので、是非ご一読ください。
『使用済みの使い捨てカイロをリサイクル 地球の水質改善を目指したい!』
※文中の記述は2023年2月インタビュー当時の内容です。